日本で初めてのあらわし木造による4階建ての共同住宅です。徳島県「awaもくよんプロジェクト設計競技」にて、最優秀賞を受賞。
330㎜角の大断面集成材の柱・梁による軸組構造で、木造中高層集合住宅のモデルとなる建築です。
令和元年改正の建築基準法で新たに定められた「避難時倒壊防止検証法」を用いて、主要構造部は75分準耐火構造とし、密に絡み合う構造・設備・防耐火・遮音・平面計画のすべてにおいて高いレベルで統合を図りました。
親密で豊かな人の息遣いが感じられる新浜界隈でのフィールドリサーチを経て、住宅が閉じて孤立した環境にならないように、住戸内に「間の間(あいのま)」と呼ぶ中間領域を設け、町とつながった暮らしのできる共同住宅です。